タラタラ多楽幸
 2009
長梅雨
VOL;80  
    吾輩は猫である 名前はまだ無い・・・
漱石先生の文章を引用して 登場しようと思ったのに
早速変な名前をつけられちゃった ニャンコの多楽幸(タラコ)です
7月9日に 会社の若い衆に 拾われて箱の中
その日 みんなに ワイのワイのと弄ばれて誰が貰ってくれるのかしらと思っていたら
引き取り手無し(グスッ) 野良猫になって 強く生きてやる!!と決心したとたん
ワンコしか知らないはずの わたりんさんが
合いの手を・・違うわ 愛の手 誕生日プレゼントとして ママちゃんへ
すぐにお医者さんに連れて行かれて
コリャ蚤だらけ! 頭からお薬をかぶせられて惨めな姿
住まいは 大きなワンコの中古住宅 この先どんな事に
なるのかしら なるようになるわ よろしくね ミャ〜
 2009
錦秋
VOL;81  
 私が何をしたというの 芭蕉翁の「蚤しらみ馬のばりする枕もと」
の 句みたいだけど 蚤の薬を頭からかぶせられたり
ワクチン接種と云って お尻に注射を打たれたり
散々の目にあっても  広い心で 甘えてじゃれただけなのに
猫ひっかき病に なったのは ママちゃんが 免疫がなかったせいよ!
悪の根源のように言われ 嫌だわ!!
ちょっと軽く噛むくらい 大目に見てよね 結構気を遣ってあげてるの
分からないのかしら 歯が痒いだけなのよ
周りの男どもが私のことを追っかけるようになるのも時間の問題よ
ちゃんと 箱入り娘に育ててちょうだいニャァ

 2010
迎春
VOL;82  
 頭ごなしに何さ〜〜〜神棚を何度もひっくり返し 体重計は塩まみれ
台所に置いてあるものは次から次へと叩き落とし 壁はカリカリ
砂までも撒き散らし おとなしいのは寝ている時だけなんてさ
こんな好い女をほったらかしにして 一人にするからいけないんじゃない
反省するのは パパちゃん ママちゃんよ 私悪くないもんニャァ
最近ずいぶん寒くなっていややわぁ
寝床に湯たんぽを入れてくれはるけど 一人寝はとっても寒いのよ
心まで寒いわ(そういえば心凍らせて♪)なんて歌もあったわね
寅年の箱入り娘の活躍をお楽しみにね〜〜〜

 2010
闌春
VOL;83  
 パパちゃんたちは 私のことを 破壊神 阿修羅と呼ぶの
気に入らないものは 何もかも下へ叩き落とし
ばらばらにすることを最上の喜びとし
自らの毛皮のコートをコンロで焼いて澄まし顔
こんな私に刃向える者など どこにもいないわなんて フフ
気に入らなければニャァニャァ啼いて
おとなしいのは寝ている時だけ
まさしく 暴れまわる暴君寝ろ(ネロ)!!と云いつつ
一緒に寝ておくれと 猫なで声で 追かけ お布団へ
シツコイ中年親爺は 嫌ぁね!!

 2010
猛暑
VOL;84
近江八幡での干支を食べる会で 急に変な気持になっちゃった
なにか体調が変なんです 自分の体が熱くなっちゃって
一晩中啼き続けて 迷惑をかけてしまっちゃった
温かい間は ずーとこんなんが続くようなのです
子供から大人になった わ・た・し

いよいよお医者さんに 連れて行かれるのかしら いやーん
私の体が熱くなった事よりも
地球が 熱くなる事の方が 問題なんだよネ
地球もお医者さんに行かなくっちゃ!!
暑さ(熱さ)に負けず 頑張ってニャーン  

   7月の末にどうぶつのお医者さんへ連れて行かれ
一泊二日の予定で 入院したんだけど
お医者も看護婦さんも手に負えないぐらい
興奮していてレッドカード 
だって ママちゃん パパちゃん以外は 怖いんだもの!
即刻 連れて帰れとのお達し

抜糸が済むまでは エリザベスタラコ と改名して
大人しく  只今 自宅療養中
抜糸が済んだら タラコデラックスに 改名予定(笑)
 

 2010
あき
VOL;85
 おうちに来てから1年 せっかくいい女になったというのに
エリザベスカラーをつけられ 散々暴れ うるさく泣いたから
病院を追い出され タラコデラックスになってしまったニャ
でも私は そんなに太くはなくてょ フン!
今の私の楽しみは 窓をあ向けてのドライブょ
風をきって 流れる景色を眺めるの うーん ゴージャス
みんな私を注目してくれるのョ 嬉しいニャー
 2011
初夢
VOL;86
 なかむらさんちに来てから 2度目の冬を経験しています!
パパちゃん ママちゃんが お休みの日は、
お布団に入って 川の字に暖かくのびのびお寝んね
お仕事に出かけた時は
一人寂しく丸くなって寝んねしているのョ
お仕事から 帰ってきたママちゃんは
そんな私を見て言うの
「なんで トイレやお風呂 あちこちの扉を
開け放し 散らかしまくるの
居ない間に何やってんだか???
困った子ネェ!!」
何言ってるの 私を一人ぼっちにするのが
いけないんじゃない!

今年も タラコデラックスの活躍を
お楽しみにニャ〜〜〜
  2011

VOL;87
 新しい年になって 良い事が起きるだろうと思っていたら
なんと とんでもない大事件 地震 津波 放射能 物不足
猫の手も借りたいぐらい大変な惨事だって
いくら私が猫でも安閑としていられないわ すぐにでも
猫の手を貸したいけれど 邪魔になるだけね (溜息)
阪神の時も 今回も 寝ていて まったく揺れを感じなかった
鈍感なパパちゃんは 少し反省して人様のために頑張りなさい
大変な時には 知恵のあるものは知恵を出せ
知恵のないものは 汗を出せ との先人の仰せ
脂汗か 冷や汗しか かけない パパちゃんも
何でもいいから 頑張ってニャ
  2011
変暑
VOL;88
なでしこジャパンに国民栄誉賞 良かったニャ
でも心配なのは パパちゃんと同じ熱しやすく冷めやすい
日本人の性格 オリンピックで金メダルをとった
女子ソフトボールだって 同じ日に カナダカップで
優勝したんだって でも話題にもならなかった
可哀そうだと思わんかニャ
このブーム いつまで続く事か 震災や放射能問題と同じで
息の長い支援が必要だと思うよ 頼んまっせと言っても
誰に頼んでいいのか判らない状態だもの 困ったニャ〜〜
 2011
秋天
VOL;89
7月24日 被災地を除き完全地デジ化とカウントダウンして
はしゃいでいたが もうはるか昔のような感覚です
パパちゃんのこの物忘れの早さは何なんでしょう
完全痴呆化してるんじゃなくて? 困ったおじさんやわぁ
でも震災や原発の事は忘れちゃだめよ@@
台風の事も忘れないように 何号とかじゃなくて
伊勢湾台風とか室戸台風のように 
被害の大きかった台風には名前をつけてくれないかな
そしたら案外覚えているものだって
幼年期の事だから覚えているだけだニャア 
  2012
耕春
VOL;90
 昨年は 日本にとって大変不幸な年でしたニャ
でもそれを乗り越えて生きていかねばなりませんからニャア
パパちゃんも ローンを乗り越え 仕事を乗り越え ママちゃんを乗り越えて
この一年頑張ってニャ 後 私にあまり構わないでョ
気に食わないと 噛んじゃうぞぉ 引っ掻いちゃうぞぉ
人形割っちゃうニャァオオ 人も物も猫も大切にしなさい
なんせ粗っぽいんだからニャ
  2012
薫風
VOL;91
年がら年中寝ている癖にと パパちゃんに言われるけれど
春眠暁を覚えず にゃ〜ご 眠いものは眠いニャ
あ〜ぁ〜 アクビを大きくして   さ〜 ー暴れ ー暴れ
お外に出してくれない分 ストレスが溜まっているのです
高い所へ登ったり 狭い所に忍び込んだり お外を見たり
注目して 欲しくて 手近な物を手当たり次第 叩き落として
いたら ママちゃんが 血相を変えて 怒っています
『いったい幾つ 急須を 落として 割ったら気が済むの!!』
其処に 急須が 在るからいけないのだ 私 悪くないニャン
  2012
熱中
VOL;92
春は 世紀の天体ショ− 3部作
夏は ロンドンオリンピック 一色だニャア
世界中の熱気の お陰で 暑い事! 暑い事!!
涼しい所を探しては 長〜く横になっているニャン
暑いだろうから 毛皮脱げばと ママちゃんたちは言うけれど
脱ぎたいけど 脱げません。シガラミから抜け出せない
ご主人さまたちと 同じだニャン
冬を夢見て お昼寝 お昼寝 其れでも熱いニャ〜
  2012
望秋
VOL;93
 ダメダメダメ!! あれしてはダメ! これしてもダメ!
私は 猫です 気ままで 自由主義者で お天気屋の猫です。
なのに、パパちゃんとママちゃんは 私を束縛して 言うのです
「近所の猫の様に 嫌われ者になっては ダメよ
版野良は長生きできないとお医者様が言っていたでしょ。」
だからと言って 自由に散歩の出来ない吾が身
箱入り娘なんて ていの良い事を言って 今流行りの家猫です。
だからせめて 家の中では 吾天下と思って 自由気ままに
いたる所に 忍び込みこんだり 爪とぎ三昧
時々 パパちゃんの おもちゃと遊ぶ事ぐらい 許してゴロニャ
そろそろ 日向ぼっこが恋しいニャ〜と 外界を臨む今日この頃
  2013
望春
VOL;94
 昨年の漢字は 「金」 カネと読んじゃだめだニャ
ロンドンオリンピックの盛り上がりを思い出すにゃア
私なんか 盛り上がりどころか 病院のタラコ(イ)回しされたんだから
なぜか血を吐いたので病院へ行ったら うちじゃ 検査する設備が無いので
よう診んから よそを紹介してあげるだって 次の所でも こんな子 居ますよ
と言いつつ おっかなびっくり 袋に入れられ 棒でツンツンするだけ
本当は 私がそんなに怖いんかい!!ニャーゴ
ネコ猫パンチでしばいてやったニャ 家の周りはヤブ医者ばかり
ママちゃんが皮肉ぽく 少しダイエットできて良かったねと言うの
パパちゃんは 私を恐怖のタラコ 小松タラコ(困ったらこ)とよぶ
怪我の功名か 私の血液型 B型なんだって!!!
  2013
薫風
VOL;95
 桜も終わり 暖かくなるのかな〜と思いきや 雪が舞う寒さに
逆戻り 当分は 無理やり お布団に連れていかれて
アンカ代わりも 我慢してあげるか 私も寒いの嫌いだから
愚痴の多いママちゃんとちゃらんぽらんのパパちゃんのコンビは
最近お山に行けなくて ストレスと脂肪が溜まっているようです
私も やっと元の体重に戻った事だし 肥過ぎとは言えニャイ
 2013
炎暑 
VOL;96 
その毛皮を脱いで涼しくなりなョ チャックはどこだ?
何て パパちゃんは言いながら 触りまくるけど
脱げれるものなら脱いでいるわ
どれだけ背中やお腹を探しても
そんなものは付いていないニャン
今流行りの 着ぐるみニャン子じゃありません
人間だって パンツ脱いだらそれ以上は脱げないてしょ!
プンプンプン
地球をこんなに暑くしたのは
誰なんでしょうか?! 責任者出てゴロニャン
  2013
芒秋
VOL;97
貞子とかトイレの花子さんとか なんか怖〜〜い話があります
沼田さんちのお姉ちゃんたちは子供のころ 押入れの巫女たんが
一番怖かったそうです 全国共通の怖いものと 思っていたのに
実は 沼田さんちの姪っ子たちのみ知る 恐怖話
巫女たんというのは みこたん ママちゃんのことと違うの???
真剣な顔をして話を聞いていたパパさんも納得の様
ここだけの話 我が家の怖い話は永遠に不滅ですニャ
 2014
祥雲
VOL;98
  私は寒さが苦手 日向ぼっこしながら
丸くなってウトウトしている時が 最高に幸せなんだけど
パパちゃんやママちゃんにアンカ替わりに
お布団に引きずり込まれて 冷〜として震えがきちゃう
そんな時はすかさず
ネコ猫パンチと甘噛みで小さな抵抗
招き猫にも じぇじぇじぇパンチがあるのニャ 参ったか!
安倍ちゃんも おもてなしは 心をこめないと
倍返しもらっちゃうニャ
 2014
春蘭
VOL;99
今年は梅の花が咲かないと ママちゃんが心配していたら
梅が咲いて水仙もついでに咲いて 桃が咲いたと思ったら
一気に桜の花が咲き アット云う間に 花見もできず葉桜
パパちゃんは毛皮を脱いでも大丈夫だから
ジッパーを開けてあげようと体中を撫で廻すの だから無理だっつうの(コラ!)
増税前の買い貯めはしないと云いながら 安売りだったのでと
猫砂を 大量購入 砂だけに意思も砂上の楼閣だ ニャ〜 
 2014
夏眩
VOL;100
私の事を恐怖の壊し屋と 風評してくれているけれど
眼鏡を壊し 携帯を壊し おまけに給湯器を壊し 扇風機まで
中村さんちのお財布状態を壊しているのは 誰〜だ
私なんか可愛いもんだニャア ニャア
お願いだからこれ以上 ものを壊すのはやめてょニャ
私の大好きな鰹節にも影響が出てきそうで怖いニャン
 2014
秋出水
VOL;101
 噂の都市伝説 還暦同窓会
まだまだ先と言っていた ママちゃん大阪へ
女三人寄ればかしましいのに 女十数人 十代の頃に戻り
にぎやかだった事だろうニャン 家族写真に私の写真を披露したんだって
『可愛いね!』と 大絶賛だったって 当たり前だニャン
見た目と違い お転婆 ヒステリー 暴力猫には見えないから 得しているねとパパちゃんとママちゃん
そんな事言っていると 嫌われるニャン だから ガブリと噛んじゃうの 口は禍のもと!
 2015
還春
VOL;102
私の事 パパちゃんは ストーカーだと云います 
お風呂に入っていると ドアを開け 湯船の上から 背中をなめなめ
トイレに入っていると ドアをこじ開けて 忍び込み 便器の中を覗き見すると
ママちゃんに 告げ口しているの(怒) そんなことしないニャン〜
体を洗って湯船に入っているか ○○を見て 健康チェックしてあげているのに!!
私はパパちゃんよりも ママちゃんの方が好きなの!
だって ご飯やお魚をくれるニャン 寒い日にはアンカであったかいんだからぁ♪
 2015
春愁
VOL:103
 今年の冬は土日土日と雪が降り スキーに行けないと愚痴られ
私を捕まえては 触りまくってくれるのだけど 私にしたら
八つ当たりにしか感じられないのニャン イヤ〜ン
ママちゃん曰く 旧暦正月が約ふた月遅れだから
寒い日が遅くまで続いているんだって
それと温暖化で 逆に雪が多い
今までこんなに 雪が積もったのを見た事が ないんだって
お山の ご近所さんち お家が壊れているところがあちこち
面白荘が 壊れなくて 良かったニャ〜ン
日頃の私の行いが 良いからかしら (とてもそうとは思えないよねー)
笑って堪えて ニャンてっちゃって
  
2015
汗と涙
VOL104
 僕 以久楽(いくら)と言います 多楽幸お姉ちゃんの代筆
多楽幸お姉ちゃんと新生活が始まり 多楽幸お姉ちゃんから
なかむらさんちの掟など 色々と教育的指導を受けていたのに
雷の音にビックリしたのか お姉ちゃん 腰を抜かして
そのまま 僕 一匹になってしまいました
お姉ちゃんの戯言をご贔屓 楽しみにして下さった
みなさまに お礼と感謝を代弁して これからは 僕が主役だ
お姉ちゃんほど偏屈じゃないので 宜しくニャ
 2015
6月14日
 愛猫の多楽幸が 6月 突然亡くなりました
心筋症による大動脈血栓症と言う難しい名前の病気です
突然腰が抜けたようになり 下半身が壊死してすごい痛みが伴い
半日苦しみましたが その後はマヒをしたのか痛みは和らいだようです
人見知りのきつい わがまま猫で他の人には決して懐かない子でした
私たち二人には無くてはならない存在でしたので 突然の事に
とまどいショックでしたが 6年間一緒にいてくれた事に感謝しています
ただ 偶然でしょうか 新しい家族 白猫の以久楽がいてくれて
気分的にはずいぶん助かっています これからも宜しくお願いします
   
   




おいら以久楽
何ぼのもんじゃい 

ピンクの発泡スチロールから
現れた 真白な
なかむらさんちの
二代目ネコ
 
以久楽と伽美亜
の御乱(魚卵)行

以久楽一匹だと淋しいだろうからと
お節介パパちゃんが 画策
8月末にやんちゃな
茶寅♀猫がやって来た
魚卵つながりで名前は
伽美亜(キャビア)だって 


伽美亜と紅子の
御乱(魚卵)行

以久楽兄ちゃんが
居なくなってから
娘猫2ひきの姦しさ 
お山の大将 カムイ君

カムイの一言 忘れ残りの記 

カムイの小父さんの
13年間の一言を
ページにしたそうや
良かったら 覗いてやって
   でも 一気読みは 体に毒やで。 
  
おいら チビマルコ 小便小僧じゃないぞ

小便小僧の一言 
すかたらんの記

僕の 前任者のすかたらん
チビマルコが いいたい事を
言っているそうな
中毒にならんようにネ
危ない一言は 書き消します

 ハラペコ アベルの一言
満身総胃の記

おいらの
あとがまとしてやって来た
ラブラドルレトリバーのアベル
生ぬるい奴やけど 頼むは
 瓶の中の金魚とっと

瓶の中の金魚大海を知らず

小さな金魚が
瓶の中からお空を覗き
何が見えているのでしょうか
小さな世界から大言壮語
人の世界も同じかもしれません



のんべえの会にゅうすへかえる